寿命を縮めることもある高血圧は寒さによって上昇

2020年06月05日

高血圧の人は、寒さの続く冬場になると血圧が上がるので、要注意といわれています。
では、なぜ冬は血圧が上がりやすくなるのでしょうか。
元々人間の体は、気温が低くなると、体温を外に逃がさないために血管が収縮します。
この血管が収縮することによって血管中の抵抗が大きくなり、血圧が上がってしまうのです。
特に高血圧の場合は、暖かい部屋から外に出るなどして寒さを感じたり、台所仕事や手洗いなどで冷たい水に触ったりすることで、さらに血圧が上がることがあります。

高血圧をそのままにしておくと、寿命にもかかわるといわれています。
動脈硬化が進む確率が高くなり、場合によっては、心臓が肥大するなどの症状が現れますので、狭心症や脳卒中などの、いわゆる循環器系疾患を起こしやすくなるからです。
これは寿命を縮める基になりかねません。
そのような事態を防ぐためにも、寒さが続く冬場の生活は、特に気を付ける必要があります。

高血圧には先天的なものと後天的なものがありますが、いずれも日常生活を見直すことで、これ以上血圧が上昇しない環境を設定することができます。
そのためにはまず肥満を防ぐことが大事です。
肥満による脂肪の増加は血管を圧迫し、それが高血圧につながってしまうからです。
そして塩分も控えるようにしましょう。
高血圧の人は腎臓からの塩分の排出機能が悪く、これまた血管を圧迫するカルシウムが入り込みやすくなるからです。

その他にはストレスをためたり、あるいは過度の飲酒や喫煙をしたりすることも、血圧に影響を与えますので、ストレスをうまく発散し、お酒やタバコはやめるか、あるいは控え目にしましょう。
また、ウォーキングなどの適度な運動をすることで、血圧を下げることができます。
寿命を縮めることのないよう、高血圧とはうまく付き合うようにしましょう。